うに日記

ハリネズミのウニ助と同居中。自分がいいと実感したものを、もっと広めていきたい

グルテンフリー探索紀行①


f:id:unisuke_uni:20190630173224j:plain

目次

1 前書き

 フィンランド旅行を計画した僅か一か月後の2018年の11月ごろに化学物質過敏症を発症し、その後悪化、化学物質過敏症が進むごとに小麦や乳製品でお腹を壊すようになりました。
どうやら化学物質過敏症ではリーキーガット症候群を併発する確率が高いらしく、2月にラザニアを食べた翌日に発熱し、それ以来小麦に懲りて避けるようにしています。

 そこで不安になったのはフィンランド旅行でした。フィンランドはヨーロッパで、ヨーロッパといえば主食はパンなどの小麦製品のイメージです。友人と行くことを計画していたので、旅先で寄ったレストランやカフェで食べられるものがないんじゃないか、コンビニやスーパーはどうなのか、食べ歩きなどできるのか、色々と心配になりました。

 結果として、フィンランドは想像以上にグルテンフリーやラクトース(乳糖)フリー、ローフード、ベジタリアンなどが浸透しており、どこへ行ってもほぼ困ることなく生活することができました。
小麦アレルギーなどで小麦が食べられないけど、これからヨーロッパに行く予定という方に、ぜひ参考にしていただければと思います。

化学物質過敏症とは、柔軟剤やシックハウス等が原因で体内に化学物質が蓄積されることにより発症する病気です。香料や煙草、抗菌剤などの化学物質を吸い込んだり触れたりすることで、吐き気や胃腸炎、頭痛めまいなどの症状がでます。症状や原因物質についても個人差があり、発症しているにも関わらず気づいていない人も多いというのが現状のようです。
気になる方や興味のある方はこちらのサイトをご覧ください。

化学物質過敏症支援センター


 リーキーガット症候群とは、腸に小さな穴が開き、そこからグルテン等の体に悪影響を及ぼす物質が体内に漏れてしまうことです。腸は体内の免疫の大部分を担っているとされており、リーキーガット症候群は自己免疫疾患など原因がわからない様々な病気に関連していると言われています。

2 出発前の準備

 出発前、あまりの不安さに、とにかく保存がきいて添加物が入っていない食品をひたすら探しました。近くにオーガニック専門店があったため、そこでオーガニックケールチップスや、ROW BITEや干し芋などを買い込み、飛行機の中でも、現地でも何も食べられなかった場合に備えて、それなりの量の食料を用意しました。機内やホテルで、お腹が空いたときや朝ごはんに食べることができたので、用意しておいて損はないと思います。


オーガニック トルティーアチップス(ケールミックス) 142g (トルティーヤ チップス)

 買ってみたケールチップスです。トウモロコシが原材料で、小麦や乳製品不使用です。また全てオーガニックなうえ量もそれなりにあるので、口さみしくなった時にお勧めです(甘さはなく、塩分もそこまで多くないです。)

 特に韓国では、グルテンフリーのパンなど、すぐに買ってすぐに食べられるグルテンフリー食品をあまり見つけられなかったので、結構消費しました。飛行機の乗り継ぎの待ち時間などにあると便利です。

3 日本では

 便利で、かつ韓国までの飛行時間が短くなる福岡空港から出発することにしました。小倉港を朝早くに出発し、福岡空港まで移動します。

 食事で、まず困ったのは朝ごはんでした。朝早かったため周囲の店は全く開いておらず、唯一見つけたのは有名なコーヒーチェーン店でした。

 友人はサンドイッチとコーヒーを頼みましたが、いざ私の順番になり困りました。お腹は空いているけど見る限り小麦を使っているものが多く、食べられそうなものはない。だけどこのチェーンでは乳製品アレルギーがある人のために、ミルクの代わりに豆乳にカスタマイズすることができるし、もしかすると一品くらいはグルテンフリー製品もあるかもしれないと思い、店員さんに聞いてみました。

 残念ながら、その場にいた店員さん二人はグルテンという言葉にあまりなじみがないらしく、小麦を使っていない商品がないかと聞いてもよくわからないという答えでした。

 こんなに大手チェーンでも、やはりないのかとがっかりしましたが、確かに日本でアレルギー表示はあっても、アレルギー物質が入ってない表示がされている食品やメニューを見かけることはあまりありません。

 牛乳アレルギーや小麦アレルギーという言葉はあってもグルテンフリーやラクトースフリーという言葉はあまり聞きません。カフェに小麦はつきものだし仕方ないと気を取り直しました。

4 韓国で一泊

 早速韓国に到着し、ホテルにチェックインした後、ご飯を探しに外に出ました。日本では、コンビニの添加物でもお腹を壊すことが多かったため、コンビニのご飯などは避け、現地の料理店で食事をしました。ビビンバ、美味しかったです。

(1)スーパー

 帰りに、次の日の朝ごはんを買うため夜遅くまで空いているeマートというスーパーに寄り、小さなメロンのような果物を購入しました。

f:id:unisuke_uni:20190630173251j:plain
友人が買ったご飯と私が買った果物

 友人はカップラーメンのような形のお湯を入れて食べる物体を購入していましたが、グルテンフリーであるとはいえ、添加物がかなり多そうなので避けました。

 スーパーには小麦を使用してなさそうな惣菜なども数多くありましたが、日本のスーパーで売られている惣菜の添加物の量を考えると、あまり胃によくなさそうなのでこれも避けました。化学物質過敏症ではなく、小麦さえ入っていなければ問題ないという人は購入してみるのもいいかもしれません。ただし、食品ラベルをグーグル画像翻訳などで訳して確認してから買うことをお勧めします。

 果物売り場は日本より多くの種類の果物で溢れており、中には見たこともない種類の果物もありました。値段も安く、気になる方は一度買ってみてもいいかもしれません。日本では生で見かけることのないラズベリーなどのベリー類も豊富でした。オーガニックの果物や、ジュースもありました。

 なお、eマートには安いおもちゃのナイフも売ってあるため、もし皮をむかなければならない果物を買ったときには一緒に買うことをお勧めします。私は迷った結果買わず、持参したはさみで皮をむいて食べることになりました。
 

(2)コンビニ

 帰りにコンビニによりました。仁川空港近くのホテルの周りには、日本に負けないくらいコンビニがあります。10メートル歩いたら次のコンビニということもあり、結局5店舗ほど行きました。

f:id:unisuke_uni:20190630173353j:plain
有機のオレンジジュース


 驚いたのはオーガニックのオレンジジュースが売っていたことです。日本では無添加の果物ジュースはあってもオーガニックジュースをコンビニで見つけたことはありません。しかもとてもお手ごろな価格で(100円くらい)、日本にもあったらなあと感じました。
 また、コンビニにも果物や野菜が売っていました。(空港のコンビニでは売っていなかったので、場所によると思います。)

 さらに、コンビニにはオーガニックコットンのナプキンがあったことも驚きでした。しかもコットンナプキンは1種類ではなく、コンビニによっては5種類くらいあるところもありました。私がよくアイハーブで購入している全て生分解性の天然素材でできたナプキンもあり、とても羨ましかったです。(下の写真のやつです。)


【24時間限定!最大10%OFFクーポン配布中!】【6個セット】ナトラケア マキシパッド スーパー 【多い日〜夜用・羽なし】 25cm 12個入り natra care [医薬部外品 生理用ナプキン 生理用品 オーガニックコットン 羽つき]

 日本では、ドラッグストアでさえオーガニックコットンナプキンを売っていないこともよくあります。ケミカルナプキンは子宮内膜症の原因になるともいわれており、日本でもどこのコンビニでも購入できるくらいメジャーになってほしいです。

その上韓国のコンビニで売られているナプキンはどれも自然なデザインで、買うときもわざわざ色付きの袋に入れられることもなく、日本とのギャップを感じました。

 日本でメジャーなお菓子や飲み物、アイスもたくさん売っていて、日本語の表示のままのものも多く、海外という実感が薄れることもありました。また、お店の店員さんは日本人だと分かると挨拶などで日本語を話してくれることもあり、とても気楽に過ごすことができました。

(3)仁川空港のお店

 
 仁川空港では、カフェもいくつかありましたが、行ったお店にはグルテンフリーのパンは無かったので、サラダだけ注文しました。

 韓国料理専門店にも行きビビンバを注文しました。(二度目です。)念のため注文時に確認したところ、ビビンバは小麦不使用でした。(麺類はちょっとわからないので、店員さんに確認してください)空港内の料理店の店員さんは日本語を話せる人も多く、気軽に聞けるのでおすすめです。

f:id:unisuke_uni:20190630172144j:plain
仁川空港で頼んだビビンバ

 コンビニのおにぎりなどは日本と同様に添加物が怖くて買わなかったのですが、やはりオーガニックのジュース(ブドウとオレンジ)があったのでひとつ購入しました。

 意外だったのは、ドラッグストアに無添加干し芋が売ってあったことです。柔らかくておいしかったので、見つけた方はぜひ。

5 機内食について

  
 機内食グルテンフリーがあるか、については下記の記事をご覧ください。
化学物質過敏症の人間が海外に行ってみた話② - うに日記


 以前書いた記事につけ加えると、機内食には防腐剤が多めに入っているという情報もあり、化学物質過敏症の人はあまり食べないほうがいいかもしれません。なお、小麦不使用の機内食を旅行中何度か食べましたが、その時は特に胃が痛くなることはありませんでした。ですが念には念を入れ、あらかじめ用意してきた食べ物や、現地の空港で購入したオーガニックや添加物不使用の食べ物を食べたほうが安心ではあるので、自分の体調や反応する成分により判断をお願いします。

途中オランダで、ROWBITEが売っていたので、何種類か買い足しました。すべてオーガニックの果物とナッツでできており、腹持ちもよく美味しいのでお勧めです。もちろんグルテンフリー、大豆不使用、乳成分不使用のため安心です。ちょっとした朝ごはん代わりにもなるかと思います。災害時の非常食にもいいかなと思っています。(なお、砂糖などは不使用ですが、デーツなどの果物が入っているため、カロリーは多めです。)ちなみに私は赤のアップルシナモンが一番好きです。


RAW・BITE(ローバイト) アップルシナモン 50g


【ゆうパケット対応(2セットまで)】有機ローバイトお試し6個セット(50g×6)【RAW BITE】 ※同梱不可

 わき道にそれまくってしまい長くなりそうなため、ここで一度切ります。
 ②ではフィンランドでのグルテンフリー表示や見つけ方について書きたいと思います。